愛知道路コンセッション株式会社

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維持管理CIM

維持管理CIMに向けた取組み

愛知道路コンセッションでは、30年という長期にわたる運営期間中の維持管理を円滑に進めるため、維持管理CIMに向けた取組みを実施しています。

CIMは2012年に国交省によって提言された建設業務の効率化を目的とした取り組みです。当初の定義は「Construction Information Modeling」であり、建築分野で進められていたBIMに倣ってスタートしました。BIMと同様に、3次元モデルを中心に関係者間で情報共有することで一連の建設生産システムの効率化・高度化を図るものとして取り組まれてきました。現在は「Construction Information Modeling/Management」と定義され、ライフサイクル全体を見通した情報マネジメントと、3次元モデルを活用した情報の見える化が並行して実践されています。

道路構造物の維持管理を行う上では、過去にどのような点検・補修が行われてきたかの情報をきちんと整理・集約し、それらを見やすく整理しておくことが次の点検・補修の合理化に繋がります。そのためには、3次元化された構造物モデルにそれらの情報をデータベースとして蓄積していくことが必要となります。

構造物の写真を様々な方向から撮影し、画像相関法という手法を用いることで下に示すように3Dモデルを作成することが可能ですが、このモデルを用いれば、実際の構造物の表面の汚れなどを含め、詳細に現状の構造物の状態を記録しておくことが可能となります。

猿投グリーンロード

枝下高架橋

猿投グリーンロードの枝下高架橋

3Dモデル

猿投グリーンロードの3Dモデル

また、下のような全天球カメラを用いた画像を使うことにより、従来のカメラを用いた写真では分かりにくかった損傷の位置や向きを正確に把握することが可能となり、点検した人だけでなく、10年後、20年後の人が見ても当時の損傷の状態や補修後の状況を正確に把握することが可能となります。このような技術の進歩を積極的に活用し、愛知道路コンセッションでは維持管理の効率化と継続的な情報共有への取り組みを進めています。

全天球カメラを用いた画像

全天球カメラを用いた画像